SEL(Social Emotional Learning)とは
SEL(Social Emotional Learning)は、自分や相手の感情を理解し、思いやりを持って人と関わり、自分の人生を主体的に選べる力を育てる教育 です。
世界では、フィンランド・アメリカ、カナダ・オーストラリア、台湾、シンガポールなど多くの国が学校教育に SEL を取り入れ、コミュニケーション能力、自己肯定感、ストレス対処、協働力など、「生きる力」の基盤として注目されています。
現代社会は、不確実性が高く、価値観も多様化しています。
情報量や刺激が多い中で、
感情のコントロール
人間関係のトラブル
孤立感や不安
を抱える人が増えています。
こうした課題は、知識だけでは解決できません。
必要なのは、心の扱い方、人との向き合い方、対話する力。
SEL はその土台をつくります。
Kotoisa は「社会のアップデート」には 市民の感情知性(EQ) が欠かせないと考えています。
なぜなら、
異なる価値観を理解する
対話で合意をつくる
市民が主体となって参加する
分断を超えて協力する
といった民主社会に必要な行動は、すべて 感情の扱い方 に深く結びついているからです。
社会課題が複雑化する時代こそ、
SEL は「見えないインフラ」 です。
人と社会の両方が健全に機能するための基盤になります。
現在、Kotoisa では 不定期で SEL ワークショップ を開催しています。
子どもから大人まで、誰でも参加できる小さな学びの場です。
ワークショップでは、
感情の気づき
対話の練習
自己理解
他者理解
などを、安心できる環境で体験します。
私たちの長期的な目標は、
日本の教育システムにも SEL の概念が自然に根づく社会をつくること。
世界の多くの国では、
「学力」と同じくらい「感情の力」が重視されています。
Kotoisa はその価値観を日本社会にも広げ、
子どもも大人も「自分らしく生きられる未来」につなげたいと考えています。